クローン病と宣告された後、流れ出る涙を止めることができませんでした。
私とは無縁だと思っていた中心静脈栄養の管を入れる手術中、看護師さんが涙を拭いてくれたのを覚えています。一緒にほろりと涙を流してくれたのも覚えています。
しかし、その時、隣にいて病気の宣告を一緒に聞いた母の顔は全く覚えていませんでした。
その後、どうやって母が病室を出たのか、何と言って別れたのか全く記憶にないのです。
その日からは肛門周囲膿瘍の痛みと絶望の暗い世界でただ、ただこれからの自分を考えることだけしかできませんでした。
その時に、家族がどんな思いで過ごしていたのかなど考える余裕はなかったのです。
1週間ほどして気持ちも落ち着いた頃、母と病気を宣告された日のことを思い出しながら話をしました。
「あの後ね。我が家の夕食はとても暗くて、食事どころじゃなかった。ご飯なんか作って食べる気にもならなかったの。でも、やっとご飯作ろうって、ちゃんと食事ができるようになったのよ。」
胸がつまる思いがしました。
家族は変わってやれない思いやこれからの私の人生のことを考えてどれだけ胸が痛んだことでしょう。
それを初めて知り、私がどれほど家族に大切にされていたのかを痛いほどに感じました。
今では、クローン病の状態も良く、普通と同じように元気に過ごすことができます。それは、理解ある家族の優しさ、特に母親の大きな支えがあるからだと思っています。
つらい食事療法も楽しそうにメニュー開発をしてチャレンジしてくれる母。
病気の不安とつらさに凹みそうになっても、全て理解してくれた上で弱い私を叱ってくれます。
クローン病になってしまったことは決して喜ばしい事実ではありません。ならないのならばそうであって欲しかったです。
しかし、なってみて分かったことがたくさんあります。
「ありがとう」
この言葉が溢れていました。今まで見えなかったありがとうの気持ちに気づけたのです。
お母さん。ありがとう。










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僕も家族に感謝しなければなりません。いつも気を使って食事をつくってくれる奥さん。ありがとう。
コメントがあるととても嬉しいです♪
ありがとうの気持ちってステキだと思っています。
これからも感謝の気持ちを持ちながらすごしていきます!!